キャッシングの基礎知識
(3)いくらまで借りられるか
キャッシングでいくら借りることができるのかについては、借入れ前の審査によって決まります。キャッシングを申し込んだ人の条件によって変わるほか、キャッシング会社によって審査基準が異なるため、会社ごとに金額に違いが出る場合があります。
さらに、2010年に完全施行された総量規制によって、消費者金融やクレジットカード会社などの貸金業者からの個人の借入れ総額が、原則、年収等の3分の1までに制限されるようになりました。この場合の年収は、(1)給与、(2)年金、(3)恩給、(4)定期的に受領する不動産の賃貸収入(事業として行う場合を除く。)、(5)年間の事業所得(過去の事業所得の状況に照らして安定的と認められるものに限る。)のことであり、宝くじや競馬などによる一時的な収入などは年収には含まれません。
例えば、年収300万円の人が借りることができるのは100万円までとなります。複数の業者から借りる場合でも、トータルで年収の3分の1までです。すでに年収の3分の1以上の額を借入れがある場合は、基本的に新たな借入れは出来ません。貸金業者は、借り手の借入れ残高については信用情報機関の情報を利用してチェックし、借り手の年収については、基本的に源泉徴収票などの年収を証明する書類を借り手から提出してもらい確認します。

では、専業主婦(主夫)など、収入が無い人はどうなるのでしょうか。この場合、総量規制の例外として、年収と借入れ限度額については配偶者と合算して考えます。配偶者の同意書、住民票などの婚姻関係を示す書類などの提出を行えば、配偶者とあわせて、合算した年収の3分の1までの額を借りる事が出来ます。

さて、この総量規制は貸金業者からの借入れを対象としているので、住宅ローンや自動車ローンなどのうち、貸し手が銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、農協等の金融機関であるものについては、総量規制は適用されません。銀行のカードローンについても一般の銀行等の借入れ同様、総量規制の対象にはなりません。
クレジットカードでのキャッシングについては総量規制の対象になります。ただし、クレジットカードを使用した商品購入は対象外なので、年収の3分の1を超える借入れがある場合でも、クレジットカードで買い物をすることができます。

ただし、これらはあくまでキャッシング会社から貸してもらえるお金の限度額です。自分が返せる限度額と必ずしも一致するとは限りません。キャッシングを行う際は、金利や手数料を含めた返済額と返済計画をシュミレーションし、返済に無理がでるような金額は借りないのが鉄則です。
関連項目
(4)返済方法について
マネーカテゴリ